イースター4連休とスポーツ

今回の週末は,イースターで,オーストラリアは全国的に4連休。金曜日はグッドフライデー。キリストの命日ですな。
土曜日はなんて呼ぶの?よくわからん。とにかく土曜日だから休み。
日曜日がイースターサンデー。これがいわゆる復活した日だよね?ほんまかいな!
で,月曜日がイースターマンデーで,これもお休み。
命日をグッドフライデーと呼ぶというのは,キリスト教徒でない我々には奇妙である。

それはさておき,この4日間。のんびり過ごしたので,この辺でスポーツいってみませう。

最初は,ラグビーユニオン。でも,Super14の話題ではない。
日本では殆ど報じられていないが,この土日,アデレードでワールドセブンのトーナメントがあった。7人制ということで,ワラビー,オールブラックといった有名選手はいない。ちゃんと日本の代表チームも出ていた。この事実を知っている日本人ってどのぐらいいるのかな?ラグビー関係者を除くとものすごく少数になりそうな気がする。

この模様は有料ケーブルテレビのFoxtelで中継されていたので,日曜日にかいつまんで見た。全部見ると8時間以上の長丁場なので,よっぽどの暇人じゃなきゃ無理だ。

さて,このトーナメント,合計16チームで争われる。トップトーナメントに勝ち残った優勝チームにはカップが授与されるが,予選の結果,下位にも三つトーナメントが組まれ,計四つのトーナメントとなる。上から,カップ,プレート,ボウル,シールドである。予選は4チームx4プールで行われる。各プール3位4位は他プールの4位3位とのたすきがけでボウル準々決勝を行い,勝つとボウル準決勝。負けるとシールド準決勝に進む。予選1位2位はやはりたすきがけでカップ準々決勝を行い,勝つとカップ準決勝。負けるとプレート準決勝へ進む。

日本は予選でケニアとサウスアフリカにはメチャ負けしたが,あっぱれ!フランスに19対12で勝った。しかし,このプールは南アが全勝ひとり勝ちで残りが3すくみとなり,得失点差で日本は最下位となった。日本はその後,ボウル準々決勝でトンガに破れ,シールドに回る。シールド準決勝で香港に勝ってシールド決勝へ進出。

オーストラリアは,今回プールがニュージーランドと同じで,これに破れて2位。カップ準々決勝はサモアに不覚をとり,プレートに回った。プレートでは強豪かつ宿命のライバル,イングランドを僅差で押さえ,プレート決勝に進出。

面白かったのは,ディフェンディングチャンピオンのフィジーとイングランドの運命。同プールとなり,予選での対戦はイングランドの勝ちでフィジーは2位となった。しかしイングランドはトーナメント初戦,カップ準々決勝で,なんとケニアに敗れてしまう。そして前述のように,プレート準決勝でオーストラリアにも破れ,受賞なしの憂き目に遭う。

フィジーはプール2位だが,さすがは王者,トーナメントに入ってから本気が出たか?まずカップ準々決勝で南アフリカを破る。カップ準決勝の相手はニュージーランド。これが事実上の決勝戦かと思われた。先手を取ったのはニュージーランドだったが,フィジーが後半盛り返して勝利をもぎ取った。壮絶な戦いだった。

カップ決勝はフィジーと,準決勝でケニアをコテンパにしたサモアの対戦となった。

さて,ちょっと横道にそれて,日本はシールド決勝でカナダと対戦。これはもう,体格の差が歴然で,タックルに入るたびに人が減り,やがてほつれた穴を衝かれてトライを取られるというパターン。日本はボールを持ったら,ただただパスを回してしのぐ。いつまでたってもゲインできない。むしろ後退気味。しかし,少ないチャンスに,超ロングパスなどでチャンスを作り,絶妙のパスワークなどでトライを取った。前半,後半各1回のトライだったが,解説も絶賛のプレー。まあ,あれだけの体格差で,ふたつ取れたんだから,たいしたもんだ。しかし今年のラグビーワールドカップ,日本はこのカナダと同じグループなんで,気が重い。

ボウル決勝はトンガ対ウェールズ。トンガは予選プールでフィジーにあと一歩及ばなかっただけで,かなり実力があった。しかしウェールズがド根性で勝った。ウェールズはいつも気合の入ったラグビーを見せてくれる。個人的には6カ国対抗のなかで,一番好きなチームである。

プレート決勝。オーストラリアは,南半球トップスリーと,開催国の意地で,南アフリカを破り,プレート獲得。

さて,カップ決勝。フィジー対サモア。フィジーは全員怪力の持ち主,球の取り合いになったら,絶対負けない。足はそこそこ速いが,ここ一番以外はトップスピードで走らず,のらりくらりと攻め,隙を見つけると一気に駆け抜けトライを取るタイプ。対してサモアはパスと足で常に動き回ってかき回す戦法。開始早々サモアがトライして,これはひょっとしてと思わせる場面もあったが,前半ほぼ互角から,徐々にフィジー優勢に傾き,後半はもうフィジーの天下であった。フィジーのスーパースター,セラヴィもその縦横無尽さを十分に見せつけ,最後はベンチに引っ込む余裕の勝利。こと,このセブンラグビーに関しては,フィジーがやっぱり王者である。セブンラグビーは,タックルされたときのサポートも少ないので,タックルされてもサポートが来るまで,倒れずに耐える体の力が大事である。その点,フィジーの選手はほぼ全員,長身+怪力でかつ,手足も大きくて長い。この利点を十二分に生かして,球を保持し続け,隙を見つけたときの,トライを狙う瞬発力もすごい。この調子で,15人制でもオールブラックスを脅かす存在になったら面白いのに。

さてと,F1にいってみよう。第2戦マレーシアGP。(これ,全然オーストラリアと関係ないですね)
結果は皆さんご存知と思うので書かない。
今回はマクラーレンの一人舞台だった。それとマッサはライコネンと同じぐらい速いが,血の気が多すぎということが判明した。序盤,ハミルトンの前に出たい気持ちは分かるけど,一度目の失敗にめげず,また同じことをやって墓穴を掘ってしまった。
ライコネンはさすがアイスマンと呼ばれるだけあって,決してムリはしない。今回は明らかにマクラーレンの仕上がりが上と悟ったんだろう,ただただプレッシャーをかけ続けることに始終した。これって実は大変な自己コントロールだと思う。今後もフェラーリ,マクラーレンの熱い闘いに期待だ。なんか,だいぶ役者がそろってきたね。
ハミルトンはメルボルンで3位,今回はアイスマンのプレッシャーに負けず2位を守り通した。で,次はいよいよ優勝?可能性は低くない。すごい奴が現れた。
それにしても,ホンダの凋落ぶりがひどい。ひどすぎだ。どうしてこうなるわけ?信じられない。なんとかしてくれー。

ラグビーユニオンに戻って,スーパー14は第10週。オジーで勝ったのは,オジーダービー,対ワラターズを制したブランビーズのみ。ブランビーズは特にこれといって良かったわけではないが,いつもながらのラグビーをやり,さすがのラーカムがスルスルと抜けるいつものスタイルで2トライ。おサルのジェラードもポジショニングがよく今シーズン初トライを決めると,勢いづいてもう一発トライを決めた。それからスキッパー,ジョージスミスの反対側を勤めるフランカー,Tawakeがすごい突進力を見せつけて,1トライを記録。これね,タワケ!って読まないでくださいよ。英語なんだから,ローマ字読みしないように。こちらでは,トゥワキと呼ばれてます。いや,すごいやつが出てきたねまた。長期欠席のワラターズのスキッパー,フィルウォーは,ワラビーズのスタメンの座が危なくなってきた。
そんな感じでいつものラグビーがきちんとできたブランビーズ,36対10で圧勝だった。遠因は,いつものラグビーをさせてしまったワラターズのだらしなさだろう。とにかく気合が足りん。テクィリなんかは,もうあんないい体してるのに,足が空回りしっぱなし。やっぱりやる気ないとしか思えない。まあ,今回に限ったことじゃないんだけど。

これでブランビーズは4位に浮上。ここまで好調だったウェスタンフォースは,クルセイダーズ(NZ)に53対0と大差でぼろ負け。敵地とはいえ,0敗はまずかったね。何が起きたのか,見てないので不明。とにかくベスト4陥落で5位に堕ちてしまった。

来週はファイナルシリーズ進出をかけ,4位ブランビーズと5位ウェスタンフォースがキャンベラで対戦する。うーんどっちを応援しようかなー。にわかフォースファンとなった私であるが,本来はブランビーズファンだったりする。まあ,上を狙えるのはブランビーズしかいないんだけどね。

というわけで,見るスポーツはこんなところ。
やる方は,日曜日にゴルフを9ホールほど。いつもどおりの信じられないひどいスコアに磨きがかかっていた。
この4連休は,ずっと晴天で暑くもなく,寒くもなく,最高の連休だった。写真はゴルフ場で見たインコ。すごくカラフルで心がなごむが,ピキッ,ピキッと鋭い声で鳴くんで,ゴルフ中は結構迷惑だったりする。

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