STOPコード不定ブルースクリーン

Windowsは起動するが,操作中突然ブルースクリーンとなる。STOPコードは不定。

ケースNo.2007-002-b:STOPコード不定ブルースクリーン

ケースNo.2007-002-aの続き。ただし症状が異なるので,カテゴリも変えてある。

作業日: 2007年4月8日

OS: Windows XP Home 日本語版
タイプ: Desktop

症状: 電源投入後,Windowsは起動するが,操作中突然いわゆるブルースクリーンとなり停止する。
ストップコードは一定でなく,そのときによって異なる。

要因と考えられるイベント:Case2007-002-a参照。Windows起動不可能の問題をレジストリ復元により回避した後の状態。
再現性: 操作を開始して数分から数10分後にいずれ発生するが,なにを契機にブルースクリーンになるのかは不明。

所見:
症状からして,メモリ不良などのハード障害しか当てはまらない。問題発生の契機,およびストップコードが不定であり,ソフト障害とは考えにくい。ただ,お客様は,Case2007-002-a発生前まで正常に使用していたはずで,このような問題があったという報告を受けていない。

診断:
メモリ検査のため,Memtest86を実行。

なんと,エラーがボロボロ出た。何のことはない,メモリ不良であった。
お客様に確認したところ,ときどきシステムが落ちることもあったと判明。それをしばらく我慢して使っていたが,最終的に起動不可能なところまでいってしまったということのようである。メモリ不良なら,システムファイルの書き戻しなどに失敗してシステムファイル破壊が起きたものと思われる。
こういう言葉の行き違いはよくあることである。私の聞き間違いかもしれないし,お客様にとっては,継続的,断片的に発生する障害であっても,「以前にもこういうことがあった」という言い方になる場合がある。一般ユーザーにそこを正確に表現していただくことを期待するのがそもそも酷である。その意味をよく確認しなかった私のミスである。また,お客様の友人に詳しい人がいて,一度見てもらったというのも,それで問題解決と早合点してしまったが,そうではなかったのかもしれない。

処置その2:
いうまでもなく,メモリを交換。交換後,問題が発生しないことを確認した。
その後Case2007-002-aの続きで,復元ポイントを使ってシステム復元をもう一度きちんとやり直した。

結果:
起動後,しばらく放置していたら,Windows Updateの自動アップデート機能が働き,セキュリティなどの重要パッチがダウンロードされた旨ポップアップで通知があったので,これをインストール。
最終確認のつもりで,Internet Explorerを開いたら,あれえ?Webサイトが一切開かない。
ところが,メールは取れるし,MSNメッセンジャーも起動して自動ログインするようになっており,ここでエラーは出ていない。
一難去ってまた一難。

次回に続く。

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