究極の選択

究極の選択っていうのが一昔前流行った。ハゲだが引き締まった体の男と,デブだが頭はまだ逝ってない男,どっちを選ぶ?

私はちなみに後者であるが,大抵の女性は前者を選ぶようである。とほほ。

ま,それはさておきですなあ…(はやく話題を変えたい)

今日のメルボルンは寒かった。雨もシトシト降っていて,おまけに風が強かった。とにかく,ここ2週間ぐらい,ずーっと寒いのであるが,今日はまた格別だった。雨まじりの風が体感温度をかなり下げていた感がある。

明日の朝の便で東京に向かう。明日の夜はもう東京だ。これだけ寒いと,やっぱり暖かい気候が恋しくなる。
しかし,この寒さと,東京の蒸し暑さ。どっちがいいか?これこそ究極の選択というものだ。

私としては,迷わずメルボルンの寒さを取るだろう。寒いときは着ればいいのだ。

しかし,日本から来る観光客は,必ずしもそうではないだろう。大体クリスマスごろに訪れる人々は,「オーストラリアって,サンタがサーフィンしてるんでしょ?」なんて脳天気なこと考えながらやって来るが,メルボルンの寒さにびっくり仰天してしまう。私はそんなとき,「え?南半球は季節が逆?それは迷信だよー!」って言ってやることにしている。

実際,メルボルンはクリスマスあたりはまだ天気が安定しない。一日の中に四季があるといわれるこの都市では,ひとたび天気が崩れれば,それはもう冬である。毎年クリスマスイブの夜に,マイヤーミュージックホールという野外音楽堂で開かれるキャロルに集まる人々は,真冬のフッティー観戦の格好をしている。子供たちはひいきのフットボールチームのビニーをかぶり,マフラーをしている。うそじゃないよ!

また,たとえ天気が良くても,空気が乾燥しているので,体感温度はかなり低い。日陰に居ようものなら,日本の湿った空気に慣れ親しんだ人にとっては,これはかなり寒く感じるであろう。朝夕はかなり冷えるし。とにかく,寒い!と感じるチャンスが多いのである。

日本人が南半球の12月=夏という固定観念で来ると,冬将軍のカウンターパンチが待っているのである。

私は,このメルボルンの気候に慣れてしまっている。特に乾燥した空気に慣れているから,逆に日本に行くととても暑く感じる。以前,10月下旬ごろ日本に里帰りしたときなんか,周りがみんなジャケットを着ている中,私だけがポロシャツ一枚で街を歩いていて,周りの人にかなり変な目でみられたものである。

ということで,明日の夜から,暑さに耐える生活が始まる。きっとやせるぞー!

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