ついにきっこが動いた

最近ブログをほったらかしにしている。今日も書くつもりはなかった。2ヶ月前,自宅で運用しているWebサーバーが障害を起こし,マシンが立ち上がらなくなった。
その後復旧したが,もはやシステムが万全ではない。ハードディスクを交換し,システムを一から入れ直すことに決めた。そのために,予行演習をかねて,代替サーバーを構築中である。これが遅々として進まない。ビンボーな我が家としては,新たにPCを買うお金はないので,この代替サーバーは普段使うメインマシンに作ることになる。で,家族もみんな使うので,作業は基本的に夜の11時以降しかできない。こういう仕事をしている人は分かると思うが,こういう作業は1日なり2日なり,集中的に一気にやるのが一番効率的なのだ。こま切れに作業すると,最初の30分ぐらいはテンションも上がらず,前日やったことを思い出しながら,ゆるゆるとスタートすることになる。あるいは手戻りも出る。やっとのってきたと思うともう12時を回っており,そろそろ寝ないと次の日の仕事がつらい。
こんな状態のまま,水曜日の夜,人生2度目のカラオケバーに連れて行ってもらい,閉店の2時まで居た。帰り着いたのは3時。眠りについたのは3時半ごろだろう。寄る年波にこのダメージは大きく,翌日はもう出社の気力も出ず,一日を棒に振った。

それと,私の副業のサイトにも別のブログを持っていて,こちらも本格的に立ち上げたいというもくろみで,今ブログを書く暇があったら,こっちに力を注いでいる状態。

と以上が言い訳なんだが,とにかく,頭に戻って,今日もこのブログを書くつもりはなかったんだが,今日,2-3日ぶりに「きっこのブログを読ん」で,気が変わった。

最後にこの「遠きにありて思うもの」のカテゴリで記事を書いたのは1月24日。ここで問題提起したのは,(というか鐸木能光(たくき よしみつ)氏の受け売り記事を書いたのだが)六ヶ所村の放射性廃棄物再処理工場の本格運用に対する危惧である。このときの記事を是非読み返していただきたいのだが,その最後の方にきっこにメール出してみようかな?と書いた。

実は,その後,すぐに,本当に彼女(?)にメールを書いたのである。是非取り上げて欲しいというお願いメールだった。
もちろん,これが功を奏したと,うぬぼれているわけではない。きっこさんから返事がきたわけでもないし,おそらく日々来るたくさんのメールの中に私のメールも埋もれているはずである。

しかし,最近きっかけとなる事件が起きた。いうまでもなく,長崎市長が殺害された事件だ。これを機に,きっこの目は核問題に向いた。そして,4月18日付けで,「長崎宣言」というタイトルで,市長銃撃事件を取り上げ,さらには世界の核兵器廃絶への取り組みが腰抜けになっており,あろうことか,唯一の被爆国,日本の取り組みが,消極的どころか,むしろ逆を向いていることを指摘した。
そして,昨日,4月19日付で,もっと具体的に六ヶ所村の問題に手をつけたというわけだ。これはタイミングよく(?)六ヶ所村の耐震設計ミスとその隠蔽行為が明らかになったという18日のニュースをもとにしている。

これで,いくらかでも日本人が,現実に目を向けてくれればいいと思う。そして,日本は地震国だということを,もう一度思い出してもらいたいものだ。
私も自分なりに,この件については調べたいとは思っていたが,冒頭に書いたように,目の前の問題に振り回されたり,カラオケで翌日ダウンしたりと,普段はこの問題のことなどあっけらかんと忘れている。しかし,きっこは今回の記事を書くにあたり,相当下調べをしているようで,私が漠然と思っている不安を,具体的数字にして表してくれたりしてくれた。是非是非,皆さんもご一読ください。4月19日の記事です。

きっこのブログ: http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

実は私は,これについては対岸の火事と思っている部分もある。それよりは,最近オーストラリアで原子力開発が始まるということの方が心配である。しかしきっこのブログを読むと,実際,もし最悪の事故が六ヶ所村で起きたら,被害はオーストラリアにも及ぶ可能性もあるようだ。映画「渚にて」が現実のものとなったら,どうすればいいんだろう。

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