今日,会社で開発部隊の全体ミーティングがあった。3月に現オフィスに移転して,初めての全体ミーティングだった。ちなみにうちのオフィス。開発以外に,Sales,Admin,そしてMIS(システム保守)の四つがある。人数は開発が一番多く,次がSales。AdminとMISは3-4名の小さなグループだ。
スピーカーはGuy HarrisonというOracleの世界ではかなり有名な人。メルボルンの開発部隊を技術的に舵取りしてきた人である。
新オフィスに移ったことで,何か問題はないか?の確認。それから勤続10年になった人が数名いたので,その表彰などがあった。
表彰の前に,今後のプロジェクトの行方みたいな話が出た。
昨年から,今話題のクラウドに関連して,プロジェクトが立ち上がっていて,4名ぐらいの精鋭による先行開発が始まっていたが,ここに新たなプロジェクトを追加するという。
このプロジェクトの内容,ちょっと聞いただけでは,海のものとも山のものともわからない。まったく漠然とした話。
開発のリードを取る人が紹介されたが,そのあと,Guyは口を濁し,「えーっと,他にもこのチームに編入される人がいるんだが,あ,あれ?まだちゃんと発表してなかったねえ,まあ,とにかく,何人かがここに入ってもらうんだが」なんて感じであった。
プロジェクトの内容といい,誰がやるのかもほとんどわからない,それこそクラウド(雲)をつかむような話。「フーン…」なんて,ひとごとのように聞き流していた。
そうしたら,これがひとごとじゃなかったんだ!
夕方になって開発リーダーのStewartからお呼びがかかった。部屋にはメルボルンQAの総元締め,Dr Leeもいるではないか。何事だ?
と思ったら,なんと,私がその新しいチームに編入されるという話だった。Dr Leeも一緒に移る。
うわ!そういうことだったの!?
「どう?やってくれる?」
とStewart。
「いやー,そのーこれって,何がなんだか,No ideaなんだけど。」
するとStewartも,Leeも口をそろえて。
「おれたちも一緒だよ」と言う。
でも,とにかく新しいことができるのはいいことだ。
「Sounds exciting anyway!」
「そーだろ,そーだろ」
ということで,とにかくこのオファー,受けることにした。
「まあ,新しいこと覚えるのもいいし」と言ったら。
「そうそう,いや,マサを推したのもそれが理由なんだ。君は新しいテクノロジーにもすぐ追随できるしね。」
うれしいじゃないの。
今のチームに移ったのは約1年半前。前のプロジェクトではOracle専門だったのに,今度はSQL Serverの世界。
まあ,どっちもダータベースだし,マイクロソフト製品の方がとっつきやすいのも事実。割とすぐに即戦力になれた。
この実績が買われたようだ。
そのあと,今度の開発リーダーになるGregに話しを聞いた。プロジェクトの内容をもう少し詳しく話してもらった。
まあ,それでもまだこんがらがってよく分からんけど,とにかくオープンソースの世界ということ。
つまりは,開発環境として,LinuxやUnixも視野に入ってきそう。
開発言語は基本的にはJavaだ。
そしてOracleがちょっと絡む。このへんが,私の過去の実績とマッチしたということか,と理解した。
とにかく,メルボルンの開発の中で,最もとんがったチームでのQAに抜擢されたというわけだ。
メルボルンのドン,Guyの肝煎りプロジェクトである。幸先が悪いわけがない。
久々に燃えてきたぜー。
車通勤ができなくなって約2ヶ月。電車もトラムも中途半端に混んでて,時間ばっかりかかって,どうにも嫌気がさしていた今日このごろ。
久々にヤル気が出てきた。
今のチームとは来週いっぱいでおさらばだ。
つまり,新チームでのスタートは5月早々。収穫の多い秋にしたいものである。