生まれ育った街がドラマに

今の時代,海外に住みながら,日本のテレビを見る方法なんていうのはいくらでも手段がある。最近日本のドラマに結構はまっている。

東京センチメンタル 第5回「新井薬師の恋」
東京センチメンタル 第5回「新井薬師の恋」

今一番おもしろいと思っているドラマは,テレビ東京の金曜深夜枠「ドラマ24」。あの「孤独のグルメ Season 5」の後に放映されている「東京センチメンタル」だ。言問橋の和菓子屋「くるりや」の主人,和菓子職人の久留里卓三に扮する吉田鋼太郎の表情だけで成り立っているようなドラマ。

その第五回,タイトルが「新井薬師の恋」。私の生まれ育った実家の近所がたくさんロケに使われていた。

実家の住所は中野区新井3丁目。新井薬師は実家から徒歩10分ほどのところにある。八の日(8日,18日,28日)に縁日があり,こどものころは親に連れられ,あるいは友達と誘い合ってよく通っていた。今回のドラマはここを中心に展開された。

新井薬師
新井薬師

主人公,久留里卓三は和菓子職人だった父親の後を継ぐ前に別の和菓子屋に修行に出される。その修行先の和菓子屋が,「高田和菓子店」という新井薬師付近にある店という設定になっている。そして当時の高田主人は没し,その娘がこの店を継いでいるが,かつてこの娘と主人公卓三が恋仲だったという話。

この店として使われたのが新井2丁目,つまり隣のブロックにある和菓子屋「庄瀬」という店。実家から徒歩5分。

劇中「高田和菓子店」
劇中「高田和菓子店」

これについては一応Googleマップで裏を取ってみた。

Googleマップで庄瀬を検索した結果
Googleマップで庄瀬を検索した結果
ストリートビューで見た実際の庄瀬
ストリートビューで見た実際の庄瀬

まあ,間違いないだろう。

私の母は,かつてお茶とお花を家で教えていたのだが,このお茶の教室のときに出すお茶菓子をここ庄瀬で買っていた。今でもときどき,ここで和菓子を買うことがあると思う。番組でも出てくるが,品数が少なく,あまり商売っ気がないようだ。

Shose04

ここの現在のご主人は,かつて実家の隣に住んでいた,私の従兄3兄弟の真ん中の従兄の同級生だそうだ。

さて,次にこの元恋仲だった二人はまず新井薬師に詣で,

Shose06

天ぷら屋に行く,この天ぷら屋も新井薬師から程近い中野区中野5丁目にある「天ぷら きよし」という店。ここは知らなかったが,創業55年だそうで,私が2才のときからあるわけだ。今度行ってみよう。

次に喫茶店に行くのだが,これは新宿3丁目にあるので,ちょっと不自然。新井薬師周辺に適当な喫茶店がなかったの?

さてそのあと,二人が散歩するのが哲学堂公園。これは小学校の遠足で,学校から歩いて行った(歩くと30分ぐらいかかると思う)。というか,この辺の子供はみんな親に連れられて行ったことがある場所。桜の木が多く,お花見でも何度か連れて行かれたのを覚えている。

哲学堂にある四聖堂
哲学堂にある四聖堂

ということで,地球の南の果てにいるのに,懐かしい風景をたくさん見せていただいた。テレビ東京最高!

いまごろ庄瀬には長蛇の列ができているのだろうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です