アコちゃんに乗って(その2)

今回はエクステリアとインテリアのデザインを中心に。アコちゃんは,ホンダの車の中では地味なデザインの部類に入るかもしれない。オーストラリアにおいては,ホンダの看板娘はなんといっても日本のアコード,オーストラリアではAccord Euro,または単にEuroと呼ばれる車種である。ここではユーちゃんと呼ぼう。もっとも最新型ユーちゃんより,先代ユーちゃんの方が美人であると個人的には思っている。せっかく先代がすっぴんでも十分きれいだったのに,最新型は,それにケバい化粧を施してしまった感がある。ま,それでも看板娘の地位は揺るがないだろう。

アコちゃんはユーちゃんほどキュートではないが,それなりにまじめで,ユーちゃんよりボリュームがあるけど,かといって下品にならないデザインである。なにより,一目見て,ああ,ホンダの車だと分かるデザインである。もっとも後姿はちょっとBMWのそっくりさんと揶揄されている。実際,娘の友人の一人は,「これBMW?」と勘違いしていた。心外ではあるが,半分はうれしい。
白状すると,私は,斜め後ろから見たアコちゃんに惚れてしまったのである。後ろ姿に惚れるなんて,単なるスケベなオヤジではないか。ただ,その角度でヘッドランプを見ると,ランプの部分だけが横に出っ張っているように見える。実際にはS2000のようにフロントの左右角を思いっきり斜めに削ったデザインなのだが,ランプの透明カバーがこの削り込みに追随できずに,相対的に出っ張っているのである。後ろから見るとデメキンのようで,ここだけオチャメである。前方向から見ると,不思議とこのデメキンには気づかない。そして前から見ると,これはホンダの血筋を濃く受けているデザインだと感じる。ここにも惚れてしまったのである。

さて,このデザインをオーストラリアで買える同じぐらいのクラスの車と比べると,ホンダ贔屓の引き倒しではあるが,やはり,個人的にはユーちゃんの次にアコちゃんが気に入っている。
だから,前回書いたような難点が一つふたつあっても,私は文句を言わずにニヤニヤしながら乗っているのである。

もちろん,ヨーロッパ車という選択肢があれば,もっと悩むかもしれないが,それは価格的に手が届かず,比較の対象とすることに無理がある。それに,なんだかんだいったって,日本車(タイ生まれであってもなお)が一番信頼性が高いに決まっているのである。

アコちゃんは,看板娘ユーちゃんのお姉さんに当たる。しかし,お値段は看板娘よりチョイ安である。それはユーちゃんが純粋ヤマトなでしこなのに対し,アコちゃんがタイ生まれで関税がかからないためというのは前回も書いたとおりだ。

ホンダ一家にはレジェンドという一番上のお姉さんがいる。SUVのCR-Vを除けば,アコちゃんは2番目のお姉さんである。
でもアコちゃんの方がレジェンドよりちょっと全長が長かったりする。
買う前にオーストラリアの2大フルサイズカー,フォード・ファルコンと,ホールデン・コモドールとサイズの比較をしてみた。
現在コモドールはファルコンより車高は高いが,それ以外は一皮から二皮ずつサイズが小さい。アコちゃんは,全長がコモドールよりちょと大きく,車高はファルコンよりちょっと高い。要するに,オーストラリアのフルサイズカーと大体同じ大きさをしているのである。これには驚いた。
そして,室内の広さは,むしろこの2車より広い。確かに乗ってみると,室内はとても広く,これはこの車の第一の自慢と言えるだろう。元々北米をターゲットにアメリカの工場で生産されているものであり,要するにアメ車に真っ向から対抗する車種としてデザインされていると思えば納得できる。

少々無理をしても,革張りシートのラグジャリー仕様にしたことは良かったと思う。やはりこの車は,ラグジャリーでなくては意味がない。インテリアデザインもほぼ満点。欲を言えば,黒基調でまとめ上げてしまっているので,もうちょっと明るい色使いがあっても良かったかとは思う。外装が白かベージュだと,インテリアも明るいベージュ系になるのだが,これはうちのアコちゃんのシルバーの外装には合わないだろう。黒系でまとめたことで,引き締まった感じもあり,まあ満点としておこう。このコクピットに納まったときの満足感は,これから少々の金策に苦労することを補って余りあると思う。ただし,私には実害はないのだが,インテリアでひとつだけどうしても納得できない点がある。これについては,またの機会に譲りたい。

まだまだ続くぞー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です