オーストラリアの子供のパスポート申請

娘のオーストラリアのパスポートが今月で切れる。来月日本に行くに先立ち,その更新手続きを行い,先週やっとできてきた。
今回は,その報告をしたい。まず,なぜ,娘はオーストラリアのパスポートを持っているのか?
という,素朴な疑問を持つ人がいるかもしれないので,以下に簡単に説明する。

私たち夫婦は日本国籍を捨てておらず,したがってオーストラリアの市民権を持たない。
しかし,娘はオーストラリアのパスポートを持っている。どうしてこれが可能なのか?

これはそれほど不思議に思われないだろう。
両親が日本人であっても,オーストラリアに永住ビザで居住していて,オーストラリアで子供が生まれると,自動的にその子にはオーストラリアの市民権が与えられる。したがって,海外渡航にはオーストラリアのパスポートが必要となる。
また,出生証明から日本の私の本籍地に子供の出生を届け出れば,日本政府の出先機関,私の場合,在メルボルン日本国総領事館にて,日本のパスポートも発行してもらえる。
つまりは,現在二重国籍を持っている。日本国が成人の二重国籍を認めないため,彼女が成人するとき,どちらかの国籍を選び,もう片方を捨てなければならない。

さて,この二つのパスポートをどうやって使い分けるかだが,

娘の場合,通常の海外旅行ならオーストラリアのパスポートのみを使用する。
しかし,日本との行き来には,二つを使い分ける。
オーストラリアの出入国にはオーストラリアのパスポート,日本での出入国には日本のパスポートを使うのだ。どちらも自国人の手続きの方が簡単だし,ビザの問題とかを考える必要がないからである。

さて,次に子供のパスポート申請に必要なものや,必要なことをざっと説明しようかとも思ったが,

以下のWebサイトをみれば,
passports.gov.au

詳しい説明があるし,Australia Post(郵便局)でChild用パスポート申請用紙をもらえば,そこにも詳しく説明が書いてあるから,ここでいちいち説明するまでもないだろう。

ここでは,実際にやってみて分かったコツのようなものを書くことにする。

申請用紙(application form)はオンラインがお勧め

まず,申請用紙だが,18歳未満で未婚のオーストラリア人のパスポートは,「Child」として,親またはガーディアン(保護者の代行者)が申請する。
Australia Post(郵便局)でChild用パスポート申請用紙をもらう。成人用と用紙が異なるので注意。
また,すべて手書きでやろうとするなら,必ず何かしか失敗するので,予備に2-3部もらってくるとよい。
項目によっては,書き間違いは,訂正が不可となる。書き間違えたら,基本的には用紙を替えて書き直した方がいい。
ただし,用紙は一枚一枚切り離して,別々のセットからのページを寄せ集めて一つのセットを作って申請できる。
オンラインでの申請はできないが,オンラインで上記の申請書を記入し,印刷することができる。
これなら間違えて書き直しのたびに用紙を改める必要がないのでこれがお勧めだ。

オンラインでの申請書作成はここから
Children’s Passports

申請には,保証人が必要

申請書類には,保護者のサイン欄があるが,これを確かに本人がサインしたということを目撃して,それを証明してくれる保証人が必要だ。
また,本人の顔写真が本当に本人のものであることを証明するサインももらう。
保証人は親族であってはならない。我が家の場合は,近所の人に頼んだり,会社の同僚に頼んだりした。

申請は,郵便局で。要予約

初めてのとき,普通の列に並んで申請書類を出したら,時間を予約して,出直せと言われて,その場での申請は断られた。
申請書類がそろったら,郵便局,それもパスポート申請を受け付けている局に行って,局員にチェックしてもらいながら申請を受け付けてもらう。
このチェックは後でも述べるが,結構厳しい。その場では受付けてもらえない場合もある。かくいう私も,2度やって2度とも一発で通らなかった。この失敗談は後述する。
予約はオンラインで可能。
Welcome to our Post Office and Street Posting Box Locator
ここで最寄の郵便局を探し,「Make Appointment」をクリックしえ指示に従う。

本人は行かないでよい

実際のの申請は,親のどちらか,あるいは親権を持つ保護者が一人でやる。本人が行く必要はないし,行っても何にもならない。

写真撮影について

デジカメがあれば,申請に必要な顔写真は自分で作れる。
白っぽい無地の壁の前で適当にズーム比を変えて何枚か撮影。ただ,できれば三脚で固定して撮影した方がいいだろう。
このファイルの入った媒体を写真屋に持って行き,セルフサービスのプリント注文機で注文する。メニューにパスポート用のフォーマットがある。少なくともKodakの写真屋の機械にはついている。メニューの出し方は店の人に聞くとよい。
これを使えば,顔の位置と大きさの許容範囲が示されるので,位置やズームを使って,規定どおりの写真が作れる。

次に過去の失敗を紹介する。

失敗談その1: 自署は枠内にきっちり納める

申請書のすべての自署欄には,規定枠があり,少しでもはみ出てはならない。自署欄は,絶対に訂正が効かないので,はみ出したら,用紙を替えて書き直しだ。
オーストラリアだからと高をくくっていったら,甘かった。申請には保証人のサインが必要だが,保証人にサインを頼んだら,達筆で,規定枠をはみ出ていた。申請当日,これを指摘され,申請を拒否された。渡航期日が迫っており,あわてて会社に帰って別の人に頼んだ。

これが前回(5年前)の話し。

今回は,それが分かっていたので,保証人にサインしてもらうときに,はみ出ないようにと念押しした。しかし頼んだ人がご老人であった。規定枠は,ちょっと色が濃くなっているだけのため,よく見えず。注意したにもかかわらず,まったくあさっての場所にサインされてしまった。用紙を2枚も無駄にした。オンラインで印刷し直し,回りをPost Itで囲んで,見やすくしてからサインしてもらった。

失敗談その2: 写真裏への書き込みは1枚だけ

申請書に「本人の顔写真は2枚必要。1枚の裏に『This is a true photo of 』と書き,保証人にサインしてもらう。」とある。
1枚と明記してあったが,これは「最低1枚」と解釈してしまった。ところが,実際には,1枚のみ裏に記入。もう1枚には何も書いてはいけないのだった。
何も書いてない方が実際にパスポートに添付する写真である。ところが,裏に何か書くと,表面にペンの痕が出てしまうので不可となるのだった。
要するに,表が同一の写真を用意し,一枚が本番用。もう一枚に保証人のサインをもらうことで,確かに本人の写真と保証されたものをパスポートに貼るというシステムなのだ。
私は,「最低1枚」と思い込み,念のため,2枚ともに書込みをしてしまった。予備の写真もあったのだが,当日は書き込んだ2枚のみ持参した。申請却下。しかたなく,昼休みに家に戻り,もう一枚を持っていって,午後,申請の続きをやってもらった。

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