Chinese New Year (旧正月)のお菓子

過去の日付で書く状態が続いている。今日は実際には21日水曜日。でも19日月曜日のことが書きたいので,日付を19日にして書く。特に断らない限り,『今日』は2月19日であると思って読んでいただきたい。

昨日(18日日曜日)は旧正月。こちらではチャイニーズ・ニューイヤーと呼ぶ。言うまでもなく,太陰暦(Luna Calendar)の元旦である。

昨日(ややこしくてすみません。執筆時の昨日,つまり20日火曜日)のNHKニュース7の最後で,長崎のランタン祭りを取り上げていたが,そのとき,「中国の今年の干支はブタ」といったのでびっくりした。中国でも今年の支は「亥」と書く。これがあまりブタと猪を区別しないため,普通英語ではYear of the Pigと訳されているし,中国の干支を現す絵などを見ても,ブタの絵が使われている場合が多い。それでそうなったのかもしれないが,亥年であることに変わりないので,わざわざ中国で日本と違う動物を干支にしているような言い方をする必要もないと思うんだけどね。

さて,話しがいきなり脱線したが,うちの会社にはベトナム人が10人近くいて,毎年旧正月には,ベトナムで新年を祝うときに食べる伝統的なお菓子を持ってきてくれる。今年はそれが今までになく豪華だった。

まず,いつも必ず持ってきてくれるのが,ココナツのお菓子で,MUT DUA NON(実際にはいくつかの文字に,ベトナム語の髭のようなマークがつく)というのだそうだ。DUAのところは実際には「ユア」と聞こえる。
ちょうど裂きイカのように細長く切ってあり,色は白が基本で,ピンクと薄緑のものが少し混ざっている。味は淡白で極自然なココナツの甘さ。

今年はそれ以外にもたくさんのお菓子を持ってきてくれた。

赤いのは瓜のたぐいの種である。赤い色は食紅かなんかで染めてあると思う。こりこりと固く,あまり味はない。お世辞にもうまいとはいえないし,ピーナツのように後を引くこともない。
赤や緑のバー状のものはビニールに入ったゼリー。皿の右側にある白っぽいのはココナツの飴。子供の小指ほどの大きさの飴(ミルキー状)がひとつずつウサギの絵の包み紙にくるまれている。「大白兎」牌,英語でも「White Rabbit」と書いてあった。茶色く見えるのはクッキーであるが,緑色した中身が染み出していて,カビかと思った。

今回,目を引いたのがこれ。
きれいな紙に包まれたプレゼントの箱のようなもの。中身は?

こんな箱が入っている。キャラメルかな?

さらにビニールにつつまれた銀紙の包みがでてくる。過剰包装だ!

ちなみに箱の裏側はこんな感じ。「福」の字が読めるかな?

銀紙の包みを開くと…

やっと中身にたどりついた。グリーンピース?かなにか。とにかく緑の豆で作ったお菓子。粉を固めたものを細かく六つに切ってある。すぐに崩れてしまうので,そっと指でつまんで食べた。ほんのり甘い素朴な味だった。
ベトナムの正月か。いちど行ってみたいものだ。

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