香港的旅遊日記但十天后其弐

4月23日土曜日

予報ではこの日はやや雨模様。明日からは回復するとのことで、観光は明日以降とし、まずは買い物!ということになった。

その前に腹ごしらえ。ホテル付近で粥か麺でも食べようと、外に出る。出口の斜め向かいに早や雲呑麺の店を発見。徒歩10秒。少々安易過ぎるような気がしたが、ここではダメという理由もなく、突入する。店の名前は「香港仔魚蛋王 森記」
この「香港仔魚蛋王」というのは、他にも至る所で見られる店のタイトル。たとえば牛丼の吉野家の牛丼にあたる部分のようであった。次の日に香港の友人に聞いたところ、「香港仔(ホンコンチャイ)」は地名で、英語名アバディーンのこと。魚蛋は魚のすり身のダンゴのことで、王はそういう料理の王様。つまりは、アバディーン名物魚ダンゴ麺王みたいな意味。ということだそうだ。したがって「森記」というのがこの店の固有名詞の部分となる。

私と妻はニラ餃子の麺。娘は雲呑麺を取った。どちらも何の変哲もないあっさりスープの細麺だが、これがいい味している。ニラ餃子はアツアツで、最初は食べるのに苦労するが、かといって茹ですぎになってないので、中がシャキシャキしている。


(またもや食べかけですみません。これが韮餃子麺。レンゲの隣にあるのは娘に分けてもらった雲呑)

3人前66香港ドル。10オーストラリアドルより安い。ありえない安さ!

さて、戦闘開始。
歩いてTsim Sha Tsuiのオーシャンセンターへ。
まあ、戦闘開始といっても、臨戦体勢なのは女二人。私はまあ、輜重部隊である。
Zara、Uniqlo、などで服を買い込む。季節が逆なので、帰ってから着るものはあまりないのが難だが、それでも、オーストラリアにない安くて高品質の衣料品が買えて大満足。

昼は日本食もいいねということで、板長寿司という寿司屋へ。味はまあまあ。ランチョンマット代りの紙シートに、「当店は日本から直送の魚介類を使っています。」と書いてあるが、赤字で、「但し、福島及びその近辺の放射能汚染地域からの輸入は現在中止しています。材料はすべて検査に合格したものばかり」と注意書き。これを風評被害と責められるか? この店も従来、日本から直送のネタというのを売りにしていたのであり、こうでもしないと客が逃げてしまう。必死なのである。

戦利品をホテルに運び込み、一旦休憩。夕方から旺角(モンコック)へ電脳製品を買いに行く。雨は上がっており、もう大丈夫そう。まずはOctopassというSuicaのようなカードを買い、地下鉄に乗る。モンコックはチムシャーチョイから北(香港島と反対方面)へ向かい、ジョーダン、ヤウマテイを経て三つ目の駅だ。

妻が改札から出てこない。買ったばかりのOctopassなのに、何を血迷ったか、ホテルの部屋のキーカードで出ようとして引っかかっていた。誰だろうね、あの日本人のおばさんは?

降りて進行方向右側、ヤウマテイに戻る方角から表に出た。すごい人の数。週末の原宿竹下通りに匹敵する混雑。

星際城市(Sim City)という秋葉原ラジオセンターのようなビルに入る。1階から5階ぐらいまですべて携帯、電子機器、カメラの店だ。ただ、電子機器も携帯関連が主流だった。ここに折りたたみ式Blue Toothのキーボードがないか探し回った。iPhone用に買いたいと思ったが、Blue Toothの小さいキーボートはたくさんあるが、折りたたみ式はなかった。小さいものではブラインドタイピングができないから、意味がない。
それでもいくつか小物を買った。
その後、女人街をしばらく冷やかしたが、腹が減ってきたので夕食。
ガイドブックを調べて、大体あたりをつけ、付近にある雲南料理の店に行くことにした。

「川居雲南風味米線専門店」という店に入る。米線はビーフンのことだと思うが、我々は(芋麺)スイートポテト麺を選択。真っ白なスパゲティのような麺。ややシコシコ感もある。
豚ひきの載った労麺、

豚の揚げ物の載った上湯スープ麺。いずれも芋麺だ。

それとレタス炒め牡蠣ソース。うずら(?)のもも肉の揚げ物を取った。どれも秀逸。

帰りにスニーカー屋がたくさん並ぶ通りへ。娘はそこでコンバースを買った。


(スニーカー屋が並ぶ通り。ミニバスが忙しく発着する。一台のミニバスの運転席の横にはマスコットが山のように飾られていた。)

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