前回のかるーい記事とのギャップがひどすぎ、気が引けるがあえて書く。
たくき よしみつ著、「裸のフクシマ ~原発30km圏内で暮らす」を最近読了した。
氏のWeb上の記事は、震災前からちょくちょく読んでおり、その的確な考察、平素な文章に感銘を覚えていた。
そのため、この本の内容はほとんど氏のWebサイトですでに読んでいて、それほど新しい内容はなかったのだが、こうしてまとめて体系的に読んでみると、やはりインパクトが大きい。こんなに読後の後味の悪い(言葉は不適切だが、「いい意味で、悪い」)本は初めてだ。
氏の裏ブログは皆さんに是非定期的にチェックしていただきたい。福島第一の30Km圏内で暮らす生の声を知っていただきたい。
私がこういうことを書くと、どうしても「対岸の火事」みたいな印象を日本に住む皆さんに与えてしまう。事実、そうなのであり、そのため、こういうことはなるべく控えてきた。しかし、この本に敬意を表し、紹介しようと思い立った。
特に最近アップされ、今現在このブログのトップにあるドイツZDFのドキュメンタリー「フクシマのうそ」は必見である。30分ちょっとと長く、途中に何度もコマーシャルが入るが、食い入るように一気に見切ってしまった。管直人は、結局空回りさせられていたのだろうか?