ソウルで焼肉三昧

今日(7月5日)から3泊4日の予定でソウルにいる。
羽田発ソウル金浦空港行きアシアナ航空を利用したため,東京,ソウルとも空港のアクセスは良かった。
中野から総武線,山の手線内回りで品川に出て,京浜急行で羽田空港へ。品川駅の発車案内表示は,日本語,英語,韓国語と出るので,すでにここから韓国にいるような錯覚に陥る。山手線車内で,大変なことに気づいた。この旅行のために現金をおろしておいたのに,それを封筒に入れたまま中野の実家に忘れてきたのだ。しかし,品川駅京急ホームにあるコンビニのATMで金をおろして,事なきを得た。

このお金の一部は羽田国際線ターミナルで即韓国ウォンに両替。5万円を両替しようとしたら,「あと700円足すとちょうど65万ウォンになります」と言われたのでそうした。
「ろくじゅうごまん?」なんだか金持ちになったような気分だった。

アシアナ空港の機内食は,感激もののおいしさ。やわらかい牛焼肉ごはんにキムチ付。いままで食べてきた機内食でナンバーワンだった。

明洞(ミョンドン)にあるホテルには3時半ちょっと過ぎに到着。中野の自宅を出たのが9時40分ぐらいだったから,Door to doorで6時間弱の旅だった。もっとも羽田で1時間半も余裕があったので,それを差し引きたいところだ。

小休止のあと,明洞の街をぶらつき,そのまま豚中心の焼肉屋に入った。牛と豚のカルビ。豚の三枚肉。焼いてくれる店のおやじ,日本語がときどき出るので,分かっているのかと思うと分かってない。なんか聞いても。「ドンドン食べて!」と命令されてしまう。肉が焼けすぎても困るので,へいへいと従って食らった。

酒はMaxという地元ビールの後,トンドン酒(トンドンジュ)というどぶろくのようなものを取った。韓国のどぶろくはマッコリが有名で,これはメルボルンでも手に入るが,このトンドン酒はマッコリより酸味,アルコール度が高い。ちょっとピリっと舌に刺激があるのは,やや発泡しているせいか?

小さな甕に入っていて,これをひしゃくで茶碗にくみ出して飲む。1リットル近い量が5000ウォン。つまり400円しないっていうんだから,安い。

その後,一度ホテルに帰り,体勢を整え直してから,ふたたび明洞の街に繰り出し,今度は冷麺を食べ,今日の「締め」とした。注文を取っているおばちゃん。注文が済んだのに,まだその場でなんだかんだ言っている。怪訝な顔をしたら,日本語で「さきばらい!」といわれたので,納得。その場で金を払った。
冷麺は絶品でおいしかった。また,お茶代りに出るスープ(お茶代りだから無料!)が絶品で,おかわりして飲んだ。

帰りにホテルそばのファミリーマートでマッコリを買って,飲みながらこれを書いている。

明日は朝,おかゆを食べ,昼は麺と餃子。夜は牛中心の焼肉かな?

これで終わるわけにはいかなくて,どうしても言及したいことが二つ。

まず,今回ソウルに行って気づいたのだが,韓国の若者は男女とも,とても背が高い。もちろん,体型はさまざまなんだが,スラっと長身という人の割合が日本より断然高い。これには本当に驚いた。特に若い女性は素直にすらりと背が伸びたという体型で,足もまっすぐ。娘もうらやましがっていた。本当にスタイルのいい女性が多い。日本人の女の子も長身の子がときどき目に付くが,この世代の平均身長は韓国が日本より確実に5cm近く高いのではないかと思う。

二つ目。
ソウルは大都会。東京もオチオチしていられない。規模は東京の方が上かもしれないが,パワーという点でどうか?
街を走る車の勢いとかが違う。空港からホテルまでタクシーに乗って思った。ここも東京と変わらない渋滞があるが,みんな虎視眈々と前を狙っていて,頭を隣のレーンに突っ込むその間合いが,東京より厳しい。特に渋滞とはいえ,動いたときの車の速度がソウルの方が断然高く,そのスピードでひとつでも前のポジションを狙って,ほとんどの車が右に左に縫うように走っている。頭を突っ込んだやつの勝ちみたいな暗黙のルールもある感じだ。バイク,スクーター類も常に車の右(日本でいう左)をすり抜けようとしていて,4輪車の右フェンダーと歩道の隙間が少しでも開くと,そこに2輪車の前輪が楔のように切り込んでくる。すさまじい世界だ。同時に見ていておもしろい。とかいって,乗っている客の身分としてはそれはそれは怖かった。

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