さらばCamberwell!

私が働くQuest Softwareは,この週末にオフィスをCamberwellからSouthbankに移転した。
今日3月8日はVictoria州はLabor Dayで祝日。明日,火曜日から新オフィスに通うことになる。10年と5ヶ月あまりを過ごしたCamberwell。アジア系の飲食店が貧弱という欠点はあるが,おおむね何でもそろっていて,とても便利な街だった。駐車場完備で,車通勤ができ,しかも通勤方向がラッシュとは逆方向で比較的渋滞もなく,楽だった。

(私の駐車スポット。「スキルテスター」と呼んでいる。一台分ギリギリのスペースで,左いっぱいに寄せて停めないと降りられない。運転の下手な同僚から場所を交換してもらった。
両側がコンクリート壁で守られており,他人の車で傷つけられる心配がないところがいい。)

私が入社した1999年5月,オフィスはAshburtonというサバーブにあった。従業員数は60人をちょっと超えたところだった。その年,従業員はどんどん増え,たちまち手狭となったため,同年9月末,Camberwellに移転。広々としたオフィスとなった。人数はさらに増え,一時期150人に迫る勢いだった。しかし,そこから下り坂となり,何度かリストラの大波が襲った。2008年には私が所属したチームも丸ごと消滅するという大波があったが,辛くも別チームに拾われたというのは,以前書いたとおり。

とにかく,相次ぐリストラで,オフィスの半分以上が空席という状態になった。そこで,賃貸契約が切れる今月,もっと小さなオフィスに移ることとなった。その結果がこの移転である。

先週金曜日は,午後から個人の荷物を箱詰めし,コンピューターをシャットダウンして,三々五々解散。この週末に引越し業者が荷物を運び,システム部門がシステムを新オフィスで立ち上げ,明日に備えているはずだ。

(私の席の最後の姿。パッキング完了。)

新オフィスは南半球一ののっぽビル,Eureka TowerのCity Roadという道路を隔てた向かい側にある。ビル自体は築何年か知らないが,内装はすべて新しくやり直しており,非常に明るく,ハイテク感あふれるオフィスだ。

2週間前に見学ツアーが催された。そのとき撮った写真で,ちょっとご紹介。

デスクはこんな感じ。白で統一されている。

アルミフレームの椅子。

ランバーサポートなど,各種調整が可能。

サーバールームからのケーブルはこの「脊髄状」の柱を通して,各デスクに配線される。脊髄状で,ケーブルの追加が簡単にできるようになっている。

各デスクについたケーブルのコネクタ。各自電源四つ,ネットワーク二つ,電話一つ分が与えられる。コネクタパネルの手前はデスク下部に向け開いており,デスクトップの上からも下からも接続が可能となっていて,配線がすっきりまとめられるようになっている。

私の今度の席は通路側となるが,私のチームのエリアの窓際から見た景色がこれ。

キッチン。冷蔵庫と電子レンジを二つずつ備えている。

ということで,明日からはここで働くことになる。欠点は車通勤ができなくなることだが,まあ電車やトラムで通うのもいいだろう。少し歩いた方がいいし。帰りは時間があったら途中下車して,残りを歩いて帰ろうかと思っている。冬になったら真っ暗で寒くて,天気も悪く,めげるに違いないが。

金曜日は,パッキングのあと,Camberwellで働く日本人の方々に挨拶回りをして帰った。

ローレンのチエさん,ICCの武本さん,黒谷さん,そしてごはん家のReicoさんとバイトの皆さん。大変お世話になりました。また何かの折に会いましょう!

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