前回は,ジョークのような投稿だったが,メッセージがまじめすぎたのか,一億総ネトウヨと化したニッポンの皆さんにはあまり受けなかった。そこで,今日は直球勝負。最近グレアムおじさんが送ってきたきついジョークメールをご紹介。
ある日曜日の午後,床屋の入り口のドアに男が首を突っ込んで,主人に聞いた。
男:「どのぐらい待つかね?」
床屋の主人は店を見渡し,待合室をチェック,
床屋:「あいすいません,今日は,ちょっと混んでまして。そうですねえ,2時間近くかかっちゃうんじゃないかな。」
男:「あっそう。じゃ,またにするか。」
と言うと去っていった。
数日後,またその男が首を突っ込んできて,
男:「どのぐらい待つかね?」
床屋:「えーっと,今日はこのあと予約が二つ入ってるなあ。つーことは,ええと,1時間半後にはなんとか。なんならお客さんも予約入れてってくださいよ。」
男:「いや,いい,いい。またくるわ。」
また去っていった。
また数日後,この男が首を突っ込んできた。
男:「おう,待つかね?」
床屋:「あ,まいど。このお客さん,今終わりましたんで,あと一人。30分ぐらいですよ。」
男:「30分。30分ねえ,うーん,どうすっかなあ。うーん,やっぱ,やめとくわ。じゃ,また。」
このとき,「今終わりました」と言われた客は,主人の飲み友達のツトムだった。
床屋:「おお,ツトムよう,ちょっと頼みがあんだけどよ。今の客,ちょっとあとをつけてって,何者なのか確かめてくれよ。あの野郎,いつも待ち時間訊くだけで,いちどもうちで髪切ったことねえんだよ。いったい何考えてやがんだ。」
ツトム:「いいよ,暇だから。なんだかおもしろそうだな。で,今日はチャラにしてくれるんだろうね。」
床屋:「おいおい,うーん,まっいいか。それより早く行け,見失うな!」
ツトム:「ラッキー!よっしゃ,まかしとけ!」
30分ぐらい経ったころ,ツトムが大笑いしながら帰ってきた。
床屋:「なに笑ってやがるんだ,この野郎。で,どうだった?あの野郎のことは何か分かったかい?」
ツトムは必死に笑いをこらえ,涙を拭き,鼻をかいだりして,ようやくしゃべりだした。
ツトム:「まあ,その,何だ。フフフ,たいしたことはわかんなかったがよ。ウプッ,ウプププッ!その,あのさ,ブフフフフー,どこへ行ったかはわかったぜ!」
床屋:「どこへ行った!?」
ツトム:「おめえのうちだよ!」