アコちゃんに乗って(その1)

先々週の土曜日に納車となったHonda Accord。
私は,ひみつのアッ子ちゃんならぬ,アコちゃんと呼んでいる。
そのアコちゃんに,1週間乗ってみての感想。なお,今回はかなりこき下ろすが,基本的には愛車の自慢なので,車に興味のない人,人の自慢話には付き合いたくない人は,ばっさりと読み飛ばしてください。

まず,納車の1週間前,試乗したときに,買うときまでに確認して,必要なら直して欲しいこととして,二つほど注文を出した。どれも細かいのだが,担当のにーちゃんはチェックして,直しておくと言っていた。

一つは後部座席に乗ると,揺れるたびに,頭の後ろのパネルがなんだかゴトゴトとへんな音を出す。
これについては,実はまだ他の人に運転させていないので,直っているか否か,確認していない。まあ,逆に言えば,オレはいつも前の席に居るんで,これは直っていようがいまいが,どっちでもいい。

それからセンターコンソールにカップホルダーがある。このふたは。軽く押すとバネ仕掛けで
開いて,閉めて再び押すとラッチがかかって閉じた状態に戻るはずなのだ。
これがうまくいかず,何度閉めて押してもまた開いてしまう。非常に締まりのない話なので,直して欲しいと頼んだ。
これが直ってなかった。あの野郎,「直しとく」とか調子いいこといいやがって。
100回に1回ぐらいは閉まるので,閉めたらそのあと触らないでおいた。

1週間後,その担当者から「その後どうですか?」と殊勝にも電話がかかってきたから,カップホルダーが閉まんねえぞと言ってやった。
「え?変だな。私がやったときは,なんともなかったんですが。」だと。持ってきてくれれば直すとかいうけど,
うちから30分以上かかる場所だから,めんどくさくってしょうがねえ。

ところが,最近,恐る恐る開けてみたら,これが今度はちゃんと閉まるんだよ。すっかり直っちゃったわけじゃないけど,ほぼ9割方ちゃんと閉まる。まあ,これなら許せるかというレベルにある。なんだろ?車がやっとオレに慣れてきたってことかね?

なんて思っていたら,今日また閉まらなくなった。どうやら寒いと閉まらないようだ。やっかいなやっちゃなー。

さて,もっと重要な問題が二つある。

まず最初は,思っていたよりサスが硬かったということ。ちょっと試乗したときには気にならなかったんだが,乗り始めると,細かい路面の凹凸をことごとく拾うことが分かってきた。硬いのはまあドイツ車みたいでいいんだけど,このクラスの車だったら,もう少し洗練されてていいんじゃないの?
これじゃ,今まで乗ってた97年モデルのカムリの方がずっとましだ。
もちろん,コーナリング性能とかいう意味ではアコちゃんのが上だろうし,カムリの場合,「やわらかめにしときゃ,無難っしょ」ていう程度の味付け。練れてない点ではアコちゃんの上を行くかもしれない。けど,アコちゃん,これじゃ乗り心地悪いぞ。
実際,すでに隣に乗った妻からクレームが出た。これちょっと苦手だって。

こまったなー。これはもうサスの味付けの問題で,おいそれと直らない。金かけりゃどうにでもなるだろうけど,もう金はないし。基本的にはこれからは我慢するしかない。ホンダは硬派なんだからしゃーねーだろって居直るか。そういう車じゃないと思ってたんだがね。この辺がホンダさんのひとつ抜けてるところかもね。

もう一つは,ブレーキ。ブレーキは良く効くし,アンチスキッドが付いてるから心配はしていない。いないんだが,この効き方が問題だ。なんというか,まったくリニアじゃない。
具体的には,踏んである程度の踏力になると,急激に効きだす。まあ,単なる慣れの問題で,今までよりソフトに踏めばいいという部分もある。だから,最近ではだいぶ慣れて,効き始めの部分はそんなに問題にならなくなってきている。ときどき,とっさのブレーキで効きすぎて,乗ってる人を驚かせる。これももう少し慣れれば,解消するだろう。
しかし,どうしても慣れないのが,完全停止の直前のところだ。どんなブレーキでも完全停止の直前は調節が難しい。同じ踏力でブレーキを踏み続けたら,最後はガツンと急停止してしまう。一人で運転しているならこれでも構わないが,誰か人を乗せている場合,止り際に踏力をスーッと微妙に抜いて,ショックなしで止めてやるのがドライバーのエチケットってやつだ。この微妙な調整がこのアコちゃんでは不可能に近い。練習してもそうそうできるもんではない。最初のうちは,運転している本人が車酔いしてしまったくらいだ。

これは折を見て,買ったディーラーに持ち込んで,直せるものなら直してもらうつもりである。

と,まあ二つほど大きな問題を抱えている。特に前者は金をかけない限り直らないかもしれない。大枚はたいて買った車だ。サスとブレーキというかなり重要な部分に問題を抱えており,ちょっとがっかりしたというのが正直なところか。
しかしそれでもまあ,これを直さないと危ないとか,走らなくなるといった致命的なものでもない。慣れと我慢である程度妥協できるようになるか?
そして,もちろん,満足している部分も少なくない。

続きは次回。いよいよここからが自慢話だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です