いろいろと物入りの今日このごろ(温水器買い替えの長い長いお話し)

きたない写真で恐縮だが,まずこれを見て欲しい。
この白い箱状のものの,左下から,水が垂れているのがお分かりだろうか?土台のコンクリートブロックも濡れている。

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ここでまず時間を昨夜に戻す。

それは,12時ごろだったか?
床に就く前にトイレを使い,水を流そうとしたのだが,流す前から何やら水道管を水が流れているような,「サー」という音がしているのに気づいた。娘が別のトイレを使ったのであれば,それ以外にタンクに水が満ちるまでに一連の音がする。これは独特なうなりを伴うのですぐ分かる。しかしこの音ではない。とすると我が家の猫の額のようなフロントヤードのスプリンクラー?いやいや,あれは水不足で水道水による水遣りが規制されてから,もうつないでない。じゃあ?隣だろうか?とにかく玄関を出て,外を確認したが,水が出ているところなんて見当たらない。

4時ちょっと前,何となく目が覚めたときにも,その音がしている気がして,気になって眠りに就けない。そこで一旦起きて,トイレに行って,耳を澄ますと,ああ,やっぱりあの音が,まだしている。再び外に出て,点検。隣の家のフロントヤードも覗いてみたが,原因分からず。仕方なく再び寝た。

原因が分かったのは,起きてからだった。妻がシャワーを使っている間,私はキッチンで食器を片付けたりしていた。すると妻が早めに出てきた。「水になっちゃった!」という。最初意味が分からなかったが,シャワーの温水が最初は出ていたのに,浴びているうちに,だんだん冷たくなっていき,ついに冷水しか出ないようになったという。全身冷え切って,震えながら出てきたのであった。

「夕べなんか音がするっていってたのと,’関係ない?」

「あ,関係あるよ!」

早速温水器を見に,今度は裏庭(バックヤード)へ。こちらは猫の下あごほどの大きさで,フロントヤードよりはいくらか広い。そのとき見た光景が冒頭の写真だ。
この温水器,こちらではよくあるタイプで,湯沸かし器にタンクがついている。うちの場合は135リッターのタンクで,そこに温水がたまっている。
そのタンクに錆びが出て,ついに破れてしまったようである。水はどんどん漏れ,その分補充の水も際限なく足されていた。それが,水の流れる音の原因だったのだ。

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今週は仕事の切れ目で比較的忙しくないが,私はユーザーサポート担当の週。ただ,幸い,アメリカがサンクスギビングの連休のあとのため,月曜日は1件しか相談がなかった。会社のPCにリモートログインしてみると,その件の続報が入っているだけで,今日は新規ケースはない。
ということで,最悪休んじゃってもそんなに影響ない。よかった。
で,いつもは妻のクルマに乗って一緒に出勤するところだが,家に残り,RACV(日本のJAFプラス保険会社)のエマージェンシーアシストに電話。これ,今年2月にたまたま進められて入っていた保険で,こういう家の中のさまざまな障害に対応してくれるシステム。

8時ちょっと前にここに連絡したところ,2-3分待たされてから担当が出てきた。で,事情を説明すると,すぐにPlumber(水道屋というか,その他もろもろ配管工である)の手配をしてくれた。いつ来るか分からないので,家に待機していて欲しいということで,この時点で午前中は休むことにした。

9時半ごろPlumberがやってきた。温水器を見せると,

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「ああ,だめだこりゃ,いっちゃってるね。」と直ぐに診断。「オッケー,二つオプションがある」ということで,330リッターの大きいが高効率のやつと,今までどおり135リッターだが効率が一段悪いやつを薦められた。総額では大きい方がもちろん高いのだが,容量と効率の差に見合うほど値段に差がない。で,一応妻とも電話で相談したが,大きい方を選択。で,問題はいつ直るかだったが,

「ああ,今日中にやるっちゃ」という快い返事で,即断!

その兄ちゃん,どこかに電話して,スケジュール調整。「よっしゃ,じゃ2時から4時の間にまた来るよ」という。ああよかった!
で,この時点で全日休みが決定!

さて,2時10分ごろ,大きな箱を積んだトラックが来た。キター!と思ったら,さすがは分業制の発達したオーストラリア,来たのは別のもっと若いお兄ちゃん。そいつは「作業員は頼んであるの?おりゃあ,これ持ってくるのが仕事っちゃ。あとは誰かに取り付けてもらうっちゃ」ときたもんだ。そうですか,はいはい,手配済みですよ。

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ところが手配済みのその作業員,というか最初のお兄ちゃん,なかなかやって来ないのであった。まあ,4時までに来るということなので,それまでは文句言えないが,3時半を過ぎ,4時15分前になると,かなり心配になってくる。このまま来ないんじゃないか?なんて思ってしまう。それでも4時10分前に最初のバンがやってきた。早速作業開始だ。
夏時間で,暗くなるまでまだまだ5時間近くある。余裕だね。

ところが,作業が始まってしばらくたったら,このお兄ちゃん,電話で何やら相談している。ずいぶん長く電話してるなと思ったら,やがて別の兄ちゃん登場。あれっと思って外に出ると,もう一台トラックが来ていた。そして,別の温水器を降ろし,さっき運ばれてきたやつを戻している。「え,違うの持ってきてたの?」と聞いたら,「ああ,まあそのーひとつサイズが大きかったんだよなあ…」よく見たら,私が注文したのは330リッターなのに,ここに来てたのは360リッターと書いてあった。あらら!

まあ,そのあとは順調に進んだようだが,最初に小一時間も無駄にしており,作業が終わったのは6時ちょっと前,いろいろ片付けをしたりして,カードでの支払いが済んだら,6時30分近かった。

ということで,本日は,ただただ,待つ!の一日であった。

今回購入した温水器,Rheem(リーム)というメーカー。

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アメリカに親会社があり,世界各国に進出している。オーストラリアでは温水器関係に限定されているが,アメリカではエアコンなども手がけているようだ。最近,この会社は日本のパロマのグループ企業の一つになっているようだ。

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実は,3週間ほど前。10年以上使った食器洗い機が壊れ,買いなおしたところだった。これで都合3台目である。。直すと部品代と手間賃500ドル,買うと800ドルぐらいって言われりゃ,そりゃ新しいのを買うよ。で,今回はこの温水器。なんだかんだで1ヶ月の間に3000ドル前後が飛んだ。

うちもこの家に住み始めて,20年半。住み始め時点で築5年ぐらいだったから,いろいろなものが次々と壊れ始めている。すでに買い替えたのが上記の食器洗い機(2回),洗濯機(1回),掃除機(2回)。次は冷蔵庫だろうか?

それにしても,このRACVのEmergency Assist,半信半疑で入ったけど,これはなかなか頼りになることが分かった。今回はここが人を送ってきたわけではない。しかし,手配師という意味では一流で,すぐに適切な人が派遣されてやってくる。これで,自分で店を回ったりという手間が一切省けた。ただまあ,家に居てひたすら待つというのはどうしても避けられない。今回はその意味でもあまり影響がなくラッキーだった。

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