オーストラリアの家賃

題名から,最近のオーストラリアでの賃貸住宅の相場の話かと思ったかもしれないが,そうではない。昨日,朝一番で,移民局に行き,5年に一度のVisaの更新をやってきた。

最初に東京のオーストラリア大使館から交付されたVisaはClass 126という,いわゆる独立カテゴリの永住ビザ。発行日は1990年12月14日(討ち入りの日ですな)。これは,翌1991年6月11日までにオーストラリアに入国しなければならず,入国したときから,1994年6月11日までの約3年間有効となる。有効期間中,ある程度(確か1/3?)の期間,オーストラリアに居住していたことが証明できれば,自動的に更新の権利が与えられる。1994年に最初の更新をした。ビザクラスは自動的にClass 155という5年間有効ものに変わる。以後5年毎にClass 155のビザを更新していく。今回がメルボルンでの更新の4回目となる。これで,2014年4月までは安泰だ。最初は6月が期限だったが,余裕をもって切れる前に更新していたため,有効期限が少しずつ前倒しとなり,現在では4月15日となった。

もっとも,このビザ,Resident Return Visaという。ビザの文面はこうだ。「GRANTED, MULTIPLE TRAVEL. MUST NOT ARRIVE AFTER. HOLDER(S) PERMITTED TO REMAIN IN AUSTRALIA INDEFINITELY.」要するに,オーストラリア国内に住む外国人に対し,有効期間中,何度でもオーストラリアへの再入国を許すというのが本来の意味である。したがって,たとえ切れていようが,強制国外退去になったりはしない。正確に言えば,上記で<失効日>と書いたが,「このビザは何年何月何日に失効する」とは一言も書いてない。ただ,「この日付を過ぎてからの再入国はできない」となっているだけである。そして,再入国については,このような条件があるが,オーストラリア国内に住むことについては,永久に居る(REMAIN IN AUSTRALIA INDEFINITELY)ことを許すと明言してあるのである。

だから,上記に仮に「失効日」と書いた日を過ぎても,出国,たとえば日本に帰ることは可能である。まあ,ちょっと面倒だが,その場合は,日本で再申請すればまた,オーストラリアに戻れるのだ。

さて,家賃の話であるが,このビザの更新にかかった費用は?

これがなんと240ドルもするのだ!
夫婦で480ドル。
おいおい,国内旅行いけるぞ。

5年分480ドル。1年で96ドル。一ヶ月だと8ドルだ。

まあ,月8ドルの安いアパートに住まわせてもらっていると思えば,腹もたたんか?

紙切れ一枚,名前と番号振って,印刷してパスポートに貼るだけなんだけどなあ。

ちなみに,これが今回のビザ,貼ってもらったページを丸ごとスキャンしてあるので,上下はパスポートの台紙である。

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