トホホの証言記録

思わずトホホの法廷証言集ソースはかなり古いようですが,今でも笑えます。

ある本からの抜粋。
すべて実際に法廷で証言されたことである。
記録を取った方も笑いをこらえるのに大変だったろう。

Q: 生年月日をお願いします。
A: 7月15日です。
Q: 何年の?
A: 7月15日は毎年やってきますけど?

Q: その衝突の瞬間,ギヤは何でしたか?
A: えーっと,グッチのスウェットとリーボック…え?

Q: その重症の筋無力症というやつですが,記憶には全く影響ないんでしょうか?
A: いいえ,あります。
Q: どんなふうに記憶に影響するんでしょう?
A: …忘れました。
Q: 忘れた?たとえばどんなことを忘れましたか?

Q: あなたの息子さんですが,一緒に住んでいたころ,何歳でしたか?
A: 38,いや35だったか,よく覚えていません。
Q: どのぐらい一緒に住んでいたんですか?
A: 45年です。

Q: その朝,だんなさんが目覚めて最初に言った言葉は何でした?
A: 「恵子,どこだ?」っていいました。
Q: で,なぜ奥さんはかっとなったんでしょう?
A: 私は由美子なんですけど….

Q: では財前先生に伺いますが,人は睡眠中に死亡すると,翌朝までそのことに気付かないものなんでしょうか?

Q: その21歳の下の息子さんですが,歳はいくつですか?

Q: ここにあなたが写った写真がありますね。この写真を撮影したとき,あなたはここに居ましたか?

Q: すると,受胎したのは8月8日と思っていいですね。
A: はい
Q: そのとき,あなたは何をしていましたか?

Q: 彼女には3人の子供がいた。そうですね?
A: はい
Q: 男の子は何人ですか?
A: いません
Q: 女の子もいなかったんですか?

Q: あなたの結婚生活が終わったのはどういう事情からでしょう?
A: 死によって…です。
Q: 誰の死によってですか?

Q: その人はどんな感じの人でしたか?
A: 中背で,あごひげを蓄えていました。
Q: 女性ですか?男性ですか?

Q: やっとご出廷いただきましたね。これは,あなたの弁護士にお送りした宣誓証書に従ったもの…まあそういう格好になるんですかね?
A: 格好?わ,私いつもこういう格好で仕事にも出てますけど,いけませんか?

Q: 大河内先生,あなたは今まで何人の遺体を解剖しましたか?
A: 失敬な!私が解剖したのはすべて遺体である!

Q: すると,すべて口頭で答えたと,そういうことですね?ところであなたの最終学歴は?
A: 高等学校….なんちゃって….

Q: 大河内先生,解剖した時刻を覚えていますか?
A: 解剖を開始したのは,午後8時30分ごろと記憶している。
Q: で,佐々木さんはそのとき死んでいたわけですね。
A: いや,解剖台の上で,なんで私に解剖されなきゃならんのかと,いぶかっておったに違いない。

Q: あなたには,尿のサンプルを採取する資格があるんですか?

Q: では,大河内先生,あなたは解剖の前に脈を見ましたか?
A: いえ
Q: では,血圧は測りましたか?
A: いいえ
Q: 呼吸はチェックしました?
A: しておらん。
Q: では,この患者は解剖時にまだ生きていた可能性を否定できませんね?
A: その可能性はない
Q: なぜそう言えるんです?大河内先生。
A: その患者の脳はすでにガラス瓶に入って,私の机の上においてあった。
Q: しかし,それでも生きているかもしれないでしょう?
A: 脳がなくても生きていられるのは,法律屋ぐらいのもんだろう!

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