ペンギンパレード(フィリップ島)

フランス人の交換留学生、16歳の女の子が我が家に逗留してはや4週間。来週はメルボルンを離れる。最後の週末に、どこかに連れて行こうということになった。2週目にポートダグラスに6日間連れて行っているが、我々親の休暇はとっくに終っている。そして先週から娘も学校が始まっている。ということで、日帰りで行ける場所。ということで、ついに登場!フィリップ島のペンギンパレードということになった。昨日、土曜日の午後、車を飛ばして行って来た。

概要

  • Penguin Plusが絶対お勧め
  • カメラはだめだけど、持って行くのは構わない
  • 夕食はCowesのレストランもいいよ

ちなみに、メルボルンから行ける観光のもう一つの目玉であるグレートオーシャンロードは、先週の火曜日に、学校の遠足ということで連れて行ってもらっているので、こちらは連れて行かずにすんだ。

さて、このフィリップ島のペンギンパレードだが、日本からツアーでメルボルンを訪れる観光客には定番となっている。だいたいそういうツアーは、メルボルン、シドニー、三日間とか、良くて、メルボルン、シドニー、ケアンズ(またはゴールドコースト)をめぐる5日間とかいうものである。日本人は忙しいからね。

で、勢い、メルボルンは着いたその日に市内観光をして、夜はペンギンパレード、帰りのバスの中でツアー会社が用意したお弁当を食べ、深夜ホテルに戻り、翌朝にはシドニーに向けて飛び立つということになってしまう。

メルボルンに住んでいると、ペンギンパレードは遠いし、寒いし、親戚や友人が来るたびにすでに数度は行っている場所で、住民としてはあまり気乗りしない。しかし、他にこれという観光資源もないメルボルンであるから、やっぱり、特別なお客さんが来ると、行こうかということになる。

という、どちらかというと、消去法で決まった目的地であったが、今回は、まあ、行ってみて、なかなか良かったなと思えたので、ここに紹介する次第である。

何が良かったかというと、まず第一に天候だ。ただでさえ今年の冬は寒かったので、どうなることかと思ったが、この2-3日比較的日中は天気が良かった。それに加え、風が奇跡的に無風に近い状態だった。ペンギンを見る場所は180度海岸であり、海の向こうはタスマニア。その先は南極であるから、風向きによっては、真夏でも真冬の格好をして行かないとマジで寒い。実際、クリスマス前後に行って、ひどく寒い思いをしたこともある。

Penguin Plusが絶対お勧め

今回、事前にWebサイトを調べて分かったことは、このペンギンパレードも、今ではいろんなエクストラオプションがあるということ。詳細はこちらで調べていただきたい。

Philip Island Penguin Parade: http://www.penguins.org.au/

各種オプションとチケットの値段: http://tickets.penguins.org.au/

日本語の案内(PDF):http://www.penguins.org.au/images/stories/ate%20japanese%2009%20flier%20jp.pdf

我々は今回、Penguin Plusというオプションを選んだ。通常の入園料が大人一人$22.10のところ、約倍の$44であるが、以下のエクストラがある。

先着190名の特別席で、間近にペンギンが見られる

ホットドリンク1杯無料

オーディオガイド(各種言語、日本語もある)の貸出し

これは、結論をいうと、倍払う価値があった。ただ、ドリンクとオーディオガイドはまあ、おまけ程度に考えておいた方がいい。

特別席は、それ以外の一般席とは全く別の場所、2-300m離れた場所にある。建物を出て、ビーチに向かう遊歩道を歩くと、やがて、右に折れる細い通路がある。これがPenguin Plusだけの観覧席への入り口だ。一般席はこの特別席のざっと10倍の規模があり、吹きっさらしの海岸に面している。これに対し、Penguin Plusの特別席は海に向かって右側が高台になっており、風があまりない。昨夜は風が弱かったので、ここは、海岸とも思えないほどほぼ無風状態。全く寒い思いをせずにすんだ。(ただし、これはいつもそうとは限らないので注意)

ペンギン達は、何グループかに分かれて上陸してくる。一般席の方が数は多いとは思うが、この特別席にも、確実に2-3グループ(1グループ数十~百数十羽程度か)がそばを通る。しかも上記のように、右側が高台になっており、観覧席とそこまでの遊歩道と、高台の斜面に挟まれた谷状の一本道をペンギン達が登っていくわけで、全く逃げ場がない。ここをペンギンが通るのを待ち、通り過ぎたら、また先回りして、何度も何度も間近に観察することができるのだ。

なお、190名限りの観覧席だが、全員が座れるとは限らないし、間近に観察できるのは、海岸正面を向いた席ではなく、件の高台を向いた部分の最前列だけである。したがって、席が確保されているからと言って、ぎりぎりに行ったのでは最後列か立ち見となってしまう。実際我々がそうだった。

もっとも、ペンギンが通り過ぎたら、遊歩道に沿って戻りつつ、ペンギンを追いかけることになるので、最初の座る位置はそれほど重要ではないとも言える。

とにかく、間近でじっくり見たかったら、このPenguin Plusは絶対お勧めである。

カメラはだめだけど持って行くのは構わない

昔はカメラ撮影は禁止ではなかった。ただし、フラッシュの使用は固く禁止されていた。非常に暗いので、相当高級カメラで明るいレンズがないとだめだろう。(ビデオ撮影はなんとかできた)しかし、そこは人情でなんとか写真に収めようとする人が大勢でてきて、中にはフラッシュをキャンセルするのを忘れる人、したつもりがキャンセルできていなかった人、キャンセルの仕方が分からず、故意にフラッシュをたく人、禁止ということを知らなかった、あるいは気づかなかった人、さらには禁止と言われても英語が分からないので、気にしていない人。とまあ、さまざまな理由で、フラッシュをたいてしまう事態が必ず起きていた。

そこで現在では、あらゆる写真、ビデオ撮影が禁止となっている。これには携帯やスマホのカメラも含まれる。

このことは前回来た時に知っていたので、フランス人の女の子にもカメラは車のトランクに置いていくように指示した。しかし、あとで分かったのだが、カメラの持ち込みはOKで、一歩建物から海岸側に出たら、撮影禁止ということだった。(外に出たら、カメラはバッグの中にしまっておかなくてはならない)建物の中にも撮影すると面白いものがあるので、持って行くのもいいと思う。

夕食はCowesのレストランもいいよ

ペンギンが海から出てくるのは日没後、あたりが暗くなってからだ。完全に暗くなる直前というタイミングに海から姿を現し、波打ち際でメンバーが揃うのを待って、それから陸に向かって行進を始める。

つまり、彼らのスケジュールは季節によって変化する。フィリップ島の緯度は日本で言えば東北地方、仙台市のやや北ぐらいであるから、夏と冬の日没時間の差はかなりのものとなる。今回7月21日のペンギン出現時間は6時5分過ぎくらい。冬至あたりならこれが5時半、夏至なら9時過ぎになるだろう。

そんなわけで、メルボルンからペンギンを見に行った場合、いつも問題になるのが夕食をどうするかだ。おおまかに言って、夏はペンギン前に夕食、冬は後でということになる。いずれにせよ、メルボルンからペンギンパレードのサマーランドビーチまではきっかり2時間ぐらい。したがって、前にせよ後にせよ、現地で食べるのが一番である。

しかし、ペンギンパレードのペンギンセンターには軽食しかない。もし、ちゃんとした食事を望むのなら、フィリップ島の唯一の街であるCowes(カウズ)に行くのがいいと思う。

今回我々は、ペンギンを見たあと、Cowesに直行し、Isola Di Capriというイタリアンレストランに入った。Cowesは一応別荘地であり、いい季節になるとメルボルンの富裕層が長期滞在する。こういう場所には一応メルボルンでも十分通用するしっかりしたレストランがあるものである。Isora Di Capriはそんなレストランの一つだった。パスタやピザがなかなかの味であった。フィリップ島はMoto GPやSuperbikeのシリーズに組み込まれたモーターバイクの聖地でもある。このIsora Di Capriにはモーターバイクの世界的に有名な選手が訪れており、その写真がたくさん貼ってあるのが印象的だった。ロケーションとしても、Cowesのjettyが目の前。昼間なら海が見渡せ、絶景であろう。このレストラン、ペンギンツアーのお供に是非お勧めしたい。

だいぶ長くなった。まだまだお伝えしたいことがあるが、次回に譲ることにする。

 

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