テレビ観戦に限る

暑い。というより熱い。連日の35度超の真夏日だ。
3月の中旬に入ってこれだから,参る。残暑じゃない。
だって,今年の真夏はそれほど暑くなかった。暑さが残ってたんじゃなく,今になって暑いのである。

というわけで,F1への情熱は,この熱で融けてしまったかのようだ。
全く見に行く気が起きなかった。こんな暑いのに,半日炎天下でずーっと座っているなんて,自殺行為だ。

テレビ観戦に限る。

今年の注目は,いろいろあった。

まずフェラーリは調子がよく前評判随一である。
次にマクラーレンが続く。アロンソという目の上のたんこぶがなくなって,ルイス・ハミルトンはどこまで伸びるかが注目だった。
古巣,ルノーに戻ったアロンソは?
BMWはどこまでこの2強に迫るか?ウィリアムスも同様。

そして,トラクションコントロールがなくなり,いわば,テクニックのガチンコ度が増したとき,誰が台頭してくるのか?

こんなところが注目点であろう。

結果はどうだったか?以下,私なりの言葉で書く。分かる人には分かるはず。

フェラーリは暑気あたりだった。2台ともリタイア。次のマレーシアも暑いよ。どう修正してくるか?ただ,次回,ライ子はエンジン交換してもお咎めなしである。このアヤがどう影響するか,おもしろい。

マクラーレンは去年同様の堅実な仕上がり。そしてハミルトンがいきなり勝った。文句なし。あんたが一番。今年のチャンピオン候補筆頭だ。古葉ちゃんもがんばってね。

あと,意外だったのは,赤ベコの4台が意外に早かったことだ。いずれも結果には結びつかなかったが,今年の台風の目になりうる。

BMWは今年も3番目のチームだ。その次に来るのは,間違いなくウィリアムズ。ただし,中島はロスベルグに比べると,まだまだ甘い。

ルノーは,アロンソのおかげでいい線行きそうな気配である。ギラギラのブリ親父はホクホクであろう。小ピケは先生によく教わるように。

トヨタはトヨタ流で着々と改善してきた。予選まではなかなか良かった。しかし,これも結果に結びついていない。暑さは想定外?グロックは空回り。アルバートパークゴルフ場の駐車場入り口の段差でけっつまずいて,派手なクラッシュをやらかした。今度現場に行って,跡が残ってないか見てみようっと。

ホンダは,ハゲッチェロがペナルティーをくらいながらも6位。ペナルティーのピットストップがなければ表彰台もあわやというポジションだっただけに悔しいだろう。しかしこの6位もあとで失格取り消しとなった。踏んだりけったりだ。
基本的には去年同様,トヨタより仕上がりが悪い。しかし,回復の兆しがチラッと見えた感じがする。今シーズンは,もう少しポイントが稼げるだろうな。でも,一流チームには当分届かないだろう。阪神タイガース化してしまうのだろうか?応援のしがいがあるチームである。トラクションコントロールがなくなったことは,バトン君には都合がいいはず。次回はがんばってくれー。

ドライバーで,活きがいいのは,ハミルトンはもちろんとして,キュビッツァ,ロスベルグの二人。このあたりが,トラクションコントロール廃止で台頭してきた連中といっていいだろう。あと,アカベコイタリア語版のブーディーがすごい。知らなかったけど,こいつは去年までチャンプカー4年連続のチャンピオンなんだって?ふーん。やるねえ。もっといいチームから引き抜かれていれば,きっと今年,上位の成績が残せるだろうが,アカベコじゃだめだ。それもイタリア版はいかん。ブーディーならぬブービー賞にならないよう,がんばっていただきたい。まあ,しかし,来年以降,のし上がれる可能性は大きい。
そういやアカベコ英語版はいい仕上りだった。クーターおじさんもがんばっていた。それなのに,1週でリタイアしたわがオジーの星,マーク君はだらしない。とにかくついてないんだけど,ツキも実力のうちだぜ。

ということで,来週はマレーシアだそうな。メルボルンと違って,湿気が多いだろうから,各チームとも,部品がさびたり,カビ生えたりしないように,気をつけてくだされ。
来週末はイースター。またゆっくりテレビ観戦できる。そう思うといまから楽しみである。

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