Xoops Cube構築記(1)

現在、新Webサーバーを構築中である。Xoopsはこの機会にXoops CUBEに乗り換えようと思っている。

注:結局この計画は2012年4月現在では中止され、Wordpressベースにサイト全体を移行しています。以下は古い情報です。

すでにAMP(Apache, MySQL & PHP)はインストール済で、Xoops Cubeを入れた実験サイトを作って、試行運用を行っている。

ここまでの作業の覚書を是非とも作りたいと思っている。

そこで、その第一回目は、新サーバーの紹介をし、次回から、作業備忘録をつけていくことにする。

現行サーバー

余計な話しだが、せっかくなので一応、現在のマシンも紹介しておこう。

ハードウェア
2008年10月まで使用していたWindows PCで、名前は「請福」(せいふく)という。(注:うちのWindowsマシンには焼酎の名前を付けることにしている)

機種:Lenovo 3000-J100
CPU: Intel Pentium-4 630 3.0GHz
RAM: DDR400 PC3200 1.0GB
HDD: 1.0TB

ソフトウェア
Webサーバー、Xoopsに関連するもののみ書く。

OS: Windows XP Home Edition SP3
AMP by AppServ (http://www.appservnetwork.com/)2.4.9
= Apache 2.0.59 / MySQL 5.0.45 / PHP 4.4.7
CMS: Xoops 2.0.16a JP

新サーバー

ハードウェア
ハードは、今年(2010年)1月までメインPCとして使っていたもので、元々はWindows Vista Ultimateが動いていた。名前は「鉄幹」(てっかん)だった。現在の名前はMoselである。(Linuxマシンには、今回からワインの産地の名前を付けることとした)

シャーシ:ASUS P3-P5G31 Barebone System
CPU: Intel Core2 Quad Q6600 2.4GHz
RAM: Kingston KVR800D2 DDR2 PC2-6400 4.0GB
HDD: 1.0TB + 500GB

ソフトウェア
同じく、Webサーバー、Xoopsに関連するもののみ書く。

OS: Fedora 13 i386 32bit
HTTP Server: Apache HTTP Server 2.2.16
Database: MySQL 5.1.48
Script Language: PHP 5.2.14
CMS: Xoops Cube Hodajuku Distribution 1.0.4
for Xoops Cube Legacy 2.1
(Xoops Cube Legacyのコアバージョンは2.1.7)

以上が現/新サーバーの概要だ。
新サーバーについては、二つ追記すべきことがある。

一つは、当初64ビットバージョンのFedoraを採用するつもりでおり,実際インストールして作業を進めていた。しかし,いろいろ問題が出て,最終的に下記のPHPダウングレード作業が続行できなくなったため,32ビットに戻した。

そのPHPダウングレードが追記事項の二番目である。Fedora 13には、PHP 5.3.2が同梱されている。ところが,なんとXoops Cube Legacyは、PHP 5.3ではうまく動作しないことが判明した。問題回避のハックはあるらしいが、あまりスジがよろしくないようである。推奨の回避方法は、PHPを5.2にダウングレードすることだった,そこで素直にこれに従ってダウンロードを敢行した次第である。

この二つの追記事項は切っても切れない関連性があるので,もう少し詳しく書く。

ダウングレードの一番のおすすめ方法が、PHP 5.2のソースをダウンロードし、好みのオプションを付けて自分でコンパイルすることだった。ところが、64ビット版では,このコンパイルが一筋縄ではいかない。いろいろWebをあたってみたが、どうしてもコンパイルエラーがとれなかった。まあ、もう少し粘れば、なんとかなったかも知れないが、ここで64ビット化を諦めた。

よく考えれば、64ビットにしようと思ったのは、半分「見栄」の問題であって、そんなに何がなんでも64ビットにする必要もなかった。もうひとつは,メモリが4GBあるので,これをフルに使いたかったということがある。32ビットではメモリ空間は約3.2GB であり,残りのメモリは使われることがない。ちょっともったいないと思ったのである。

しかし,これもどうしても必要というほどのものでもない。それより,作業を進めていくことが重要であった。今すぐ64ビットを諦めれば,手戻りもたいしたことないだろうし,32ビットなら事例も多く紹介されているので、こちらを選んだ方が無難だろう。と,そういう判断から最終的に32ビットに落ち着いた。

実際32ビットにインストールし直して、5.2へのダウングレードはスムーズに行ったので、この判断は正解だったと思う。このあたりの作業記録は、次回以降に書いていきたい。

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